こんにちは、スクーティー代表のかけやと申します。創業は2015年で、ベトナムには2012年から滞在しています。
弊社は生成AIを強みとするベトナムオフショア開発・ラボ型開発や、生成AIコンサルティングなどのサービスを提供しています。
近年ベトナムが旅行先として注目されだし、ベトナムに住んでみたいと考えていらっしゃる方々も増えてきているのではないでしょうか。
でもちょっと待ってください。旅行先としていい場所と、住むのにいい場所は同じでしょうか?「最近注目されているから」「旅行で行ったら楽しかったから」という理由で移住してしまうと大変な事になりかねません。一度立ち止まって、この「ベトナムに住んではいけない10の理由」を参考にしていただけると幸いです。
また、ベトナムにはハノイ、ホーチミンシティ、ダナンなど様々な都市がありますが、南北に長い国土を持つため、各々環境が全く異なります。この記事はハノイでの生活を前提に記載しております。
※この記事は、Yindeedさんの「タイに憧れるあなたが、タイに住んではいけない10の理由」のトリビュート記事になります。
理由その1 とりあえずなんでも安い
タクシーの初乗り5,000ドン(約25円)だし、Grabを使えばもっと安いです。よく朝ごはんで食べるベトナム版サンドイッチ、バインミーは15,000ドン(約75円)。日本でも有名なフォーは30,000ドン(約150円)。日本では高級果物のマンゴーは60,000ドン/kg(約300円)前後。物価水準に対して高いと言われる不動産も、シェアハウスなどを探せばせいぜい200ドル/月程度(約2万2千円程度)で住めます。
食費1日10万ドン(約500円)、200ドルのシェアハウスに泊まれば、月3万7千円で暮らせてしまいます。月5万円の収入があれば、貯金ができてしまいますね。
理由その2 伝統衣装がきれい
ベトナムと言えば伝統的な衣装であるアオザイです。アオザイは正装なので、卒業式や結婚式など人生の重要なイベントで着るものですが、ホテルやお店のユニフォームとして普段から使用しているところもあります。アオザイを着る女性はとてもきれいです。
理由その3 みんなフレンドリー
ベトナムの人はとにかくフレンドリーです。全然知らない人と気がついたら一緒に乾杯しているとか普通にあります。日本ではなかなか起きない現象ですね。
理由その4 ベトナム料理うまい
ベトナムも米文化なので、日本人にとっては非常に馴染みやすく、美味しいです。日本ではベトナム料理屋さんはありますが、どちらかというとちょっと高級料理の位置づけです。ベトナムにいれば本場のベトナム料理をいつでも食べられる上に、美味しくて安いです。
理由その5 ビアホイが最高
ハノイにはビアホイなるものがたくさんあります。日本でいうとビアガーデンに近いですが、意味合い的には居酒屋に近く、ベトナムの人たちの憩いの場になっています。ベトナムは暑いので、夜だけでなく、昼間から家族や知り合いたちとビアホイでビールを飲んで会話を楽しむのが、ハノイの週末の日常です。日本にもお酒を飲む場所は当然ありますが、ビアホイの雑多で賑わった雰囲気はベトナムならではで、日本ではなかなか味わえないです。ちなみにビアホイではコップ1杯のビールで8,000ドン(約40円)です。ビアホイ最高か!
理由その6 カフェが最高
ベトナムのカフェは気取った雰囲気がなく、気軽に休める場所です。Wifiが完備されているので仕事もできます。暑い中、カフェでのんびりベトナムコーヒー(を僕は飲めないので、僕の場合は紅茶)を飲んでリラックスするのがベトナムの生活の醍醐味で、日本だとなかなか味わえない空間です。
理由その7 町並みがかっこいい
様々な場面でフランス文化の影響を受けており、建物のデザインもその一つです。特にハノイの旧市街と呼ばれる中心地は、東南アジアっぽい雰囲気を色濃く残しつつ、フランスの伝統的な建築様式の建物が並んでおり、歩いていて飽きません(暑いですが)。
理由その8 花粉もない
ベトナムは熱帯気候で植生も広葉樹なので、スギやヒノキの花粉とは無縁です。実際、花粉症をお持ちの方がベトナムに来ると、ピタッと症状が止まるそうです。
理由その9 旅行しまくり
ベトナムと言えばやはり観光地が有名です。ハノイからであれば、最近日本でも有名になってきたビーチリゾートであるダナンへもたかだか1時間で行くことができます。ダナンだけでなく、ニャチャン、フーコックなど日本ではまだあまり知られていない観光地へも簡単にいけます。ベトナム国内だけでなく、東南アジア各国の観光地へも、せいぜい3時間程度で行くことができます。LCCを使えばフライトが100ドル前後でチケットが買えたりするので、日本国内の旅行よりも安いです。
理由その10 活気に溢れている
ベトナムには活気が溢れています。街には子供が溢れており、元気に遊んでいます。日本はどうでしょうか?高齢化が進み、人口が減り始め、悲観的で閉鎖的なニュースで溢れています。若い世代が将来に対して希望を持てるような環境でしょうか?ベトナムはよく、日本の50年前の姿に例えられます。50年前、私はまだ生まれていませんが、戦後復興、そして高度成長時代と、日本も昔は強くたくましい、活気に溢れた国だったんじゃないかと、今のベトナムを見て想像しています。
まとめ
「ベトナムに住んではいけない10の理由」をお届けしました。
以上の理由から、ベトナム・ハノイでの生活はさいk、、、日本に帰りたくなくなるリスクがあり、非常に危険です。ベトナムに住もうなどとは思わないでください。今年でベトナム在住7年目になる僕のようになってしまいますよ。