こんにちは、スクーティー代表のかけやと申します。
弊社は生成AIを強みとするベトナムオフショア開発・ラボ型開発や、生成AIコンサルティングなどのサービスを提供しており、最近はありがたいことに生成AIと連携したシステム開発のご依頼を数多く頂いています。
いまだざわめきが収まらないGPT-4oですが、こちらも噂のノーコードAIプラットフォームであるDifyで使えるようになっていました。早速私のMac上で試してみましたので、その作業内容とGPT-4oを試してみた結果をお伝えします。
- 新規にDifyをローカルPC上に構築する手順は「DifyでSEO記事作成を試してみる」を御覧ください!
- GPT-4oに関しては、「【とにかくすごい】GPT-4oとは?最新モデルと新機能のまとめ」に要約しています。
Difyを最新バージョンに更新する
更新方法は公式ドキュメントに載っているとおりに作業するだけです。
ちなみにDifyは活発なオープンソースプロジェクトのため、この手順で頻繁に最新版に更新したほうが良さそうです。
このドキュメントの一番下に「Upgrade Dify」とありますので、そこの指示に従ってコマンドを実行するだけです。
$ cd dify/docker
$ git pull origin main
$ docker compose down
$ docker compose pull
$ docker compose up -d
これで終わりです。全て実行完了したら、以下のURLにアクセスします。
http://localhost/install
これでDifyのログインページが開きます。
ログインページからログインして、適当なアプリを開くと・・・
おお!選択肢にGPT-4oが追加されている・・・!
「gpt-4o-2024-05-13」というのがあって違いがよくわからなかったのですが、開発者フォーラムによると「同じもの」だそうです笑
このように、Difyのバージョンアップは簡単にできます。
しかし、Difyはかなりアクティブなオープンソースプロジェクトであり、頻繁にバージョンアップされます。したがって継続的なバージョンアップ作業や保守が必要になり、自社導入する場合はそのリソースを確保する必要があります。
そういう面倒な作業はまるっと任せてしまいたいというご要望ございましたら、ぜひお気軽にご連絡ください!
DifyでGPT-4oを試す
では、早速チャットボットでGPT-4oを試してみましょう。
今回は簡易的に、「アップロードした画像の三角形の面積を求める」ボットを作ってみました。
小学6年生の正答率が55%だったという噂の難問(?)を解いてもらいます。
この画像をそのままアップロードして、「回答して」とだけ指示を送ります。
問題も画像の中に含まれるので、画像内にあるテキストを指示として認識するかどうかも重要になってきます。結果はいかに・・・?
正解!ちゃんと3cmの辺を底と認識しています。
流石に、数学の能力が他の言語に比べると高いパフォーマンスを出しているモデルだけあります。
ちなみに同じことをGPT-4 turboでもやってみました。
あれ、、、GPT-4 tuboさん・・・?