こんにちは!チャンです。
皆さん、料理が好きですか。
私は料理が好きです。食べるのも作るのも好きです。
料理は食材が大事ですが、味を決める要素として欠かせないのが調味料だと思います。和食には絶対欠かせない調味料の王様は醤油でしょう。ベトナム人の食卓に欠かせない調味料は何だろうね。それは「ヌックマム(Nuoc Mam)」ですよ。
「ヌックマム(Nuoc Mam)」とはどういうものでしょう。それは小魚を塩漬けにして4ヶ月~1年ほど熟成させて抽出したエキスです。
ご存じのように、ベトナムは全国に広がる長い海岸線に恵まれています。ヌックマム(Nuoc Mam)は、ベトナム人に与えられた海からの貴重な贈り物です。
ヌックマム(Nuoc Mam)はベトナム料理において使用頻度の高い調味料です。使い方がたくさんあります。ご飯にそのままかけて食べたり、炒めものや煮込み料理の味を調えてり、つけダレとしてそのまま使ったりと、ヌックマム(Nuoc Mam)がないと食事ができないほどよく使われています。ベトナムでは、「ヌックマム(Nuoc mam)」にニンニク、ライム、唐辛子を加えることで「ヌックマムチャム(Nuoc cham)」という調味料が出来上がります。それをつけダレとして春巻き(Nem)やブン・チャ(Bun Cha)との相性がいいです。そして、魚にヌックマム(Nuoc mam)を漬け込んで、土鍋で煮込んだら、ご飯が進む料理になりますよ。
あ、万能調味料とも言えるんですね。
味と香りはどうでしょう。熟成させたヌックマム(Nuoc Mam)は独自の味と香りを持っています。初めての人にとっては臭いと感じるかもしれませんが、慣れるとそれなしではどんな料理でもおいしくないほど病み付きになります。それは事実です。その味は魅力が満ちて、世界中の多くの食物愛好家の好奇心をそそっています。
ベトナム人の食卓に、みんなが共有できるように、ヌックマム(Nuoc Mam)がいつも真ん中にに置かれています。それは料理の味を調える意味だけではなく、ベトナム人の団結を表しています。
ベトナム北部のカットハイ、南部のニャチャンやファンティエット、フーコック島は名産地として知られていますが、一番有名なのはフーコック島のヌックマム(Nuoc Mam)です。ベトナムに来たら、是非お試し下さい!