こんにちは、スクーティー代表のかけやと申します。
弊社は生成AIを強みとするベトナムオフショア開発・ラボ型開発や、生成AIコンサルティングなどのサービスを提供しており、最近はありがたいことに生成AIと連携したシステム開発のご依頼を数多く頂いています。
さて、弊社スクーティーでは、「生成AI No.1プロジェクト」という社内プロジェクトを開始いたしました。本記事では、このプロジェクトを通して、社内でどのような活動をしているかを紹介したいと思います。
生成AI No.1プロジェクトとは
「生成AI No.1プロジェクト」ですが、これは、今後我々が生成AIの分野に注力していくということの内外への意思表示になります。
「生成AI No.1プロジェクト」は3つの要素からなります。
- 案件数No.1
- 社内活用率No.1
- 情報発信数No.1
弊社はソフトウェア開発の会社なので、生成AIに関連するシステム開発の案件の実績を伸ばしていくことも重要ですが、それだけでなく、社内で生成AIツールをゴリゴリに活用して生産性を圧倒的に向上すること、そして、弊社の生成AIに関する知見を積極的に社内外へ発信することを進めていきます。
これら3つの要素に関して、各部門がやるべきことを推進し、「生成AIといえばスクーティー」と皆様に想起していただける状態を目指します。
「生成AI No.1プロジェクト」のWBS
背景
去年の2023年、OpenAI社がChatGPTのAPIを公開して以降、弊社では様々なデモアプリケーションを実装していました。その過程で生成AIに関する実務的な知見がたまり、お客様からも生成AIに関するシステム開発のお引き合いをたくさんいただけるようになりました。
そして今年の2024年頭に、弊社プロダクトである、業務利用できるChatGPT「セキュアGAI」と、お客様の生成AI導入を上流から下流まで支援する「生成AIコンサルティングサービス」を立て続けにリリースさせていただきました。
このような過去の経緯があり、2024年はより生成AI分野を強化していくことを、弊社の重要戦略の一つとして意思決定しました。それを協力に推進する手段が「生成AI No.1プロジェクト」になります。
ちなみにベトナム法人内の共通言語は英語なのですが、英語でのプロジェクト名は「AI No.1 Project」としています。「Generative AI No.1 Project」だと長過ぎるという、ただそれだけの理由です。
もちろん、この記事のアイキャッチ画像でも使用している「生成AI No.1プロジェクト」の龍のアイコンもMidjourneyを使用して作成しています。
では以下に、「生成AI No.1プロジェクト」を成す3つの要素を一つ一つ紹介していきたいと思います。
案件数No.1
生成AI関連のシステム開発案件をより多く獲得していくことを目指します。
弊社は中小企業で、単純な案件数だと大手に勝てませんので、同規模での同業他社と比較して圧倒的に案件数、実績数で勝ちたいと思っています。
そのために、「セキュアGAI」のような生成AIを使用した自社サービスや、「生成AIコンサルティングサービス」のようなお客様向けのサービスをより充実させ、様々なご要望に対応できるようにいたします。
もちろん、これまでお受けしていた通常のWebアプリケーションやモバイルアプリケーションの開発も継続します。このあとにご紹介する「社内活用率No.1」でご紹介しますが、生成AI関連ツールを使用して、開発効率を圧倒的に上げていきます。
現状ですでに、全体のプロジェクト数にたいして、生成AI関連の案件の割合が40%程度に達していますが、今後はこの割合がより高くなっていくことを予想しています。
社内活用率No.1
社内で生成AI関連ツールをゴリゴリに使い倒し、業務効率を圧倒的に上げることを目指します。社内で例外はつくらないので、エンジニアだけでなく、バックオフィスや営業も対象です。
開発部はCursorやGitHub Copilotなどを使用したコード自動生成や、E2Eテストの自動化、バックオフィスは社内で使用するドキュメントや動画の自動生成、文書検索、営業は記事コンテンツやホワイトペーパーの自動生成、提案書のドラフト作成、などを進めていく予定です。
弊社の全社員が当たり前のように生成AIとはどのような技術なのかを理解し、当たり前のようにツールを使いこなし、組織全体の生産性向上を進めていきます。
生成AIに関する社内セミナーの様子
情報発信数No.1
最後の情報発信です。日本語、ベトナム語、英語で記事コンテンツやソーシャルメディアなどで生成AI関連の情報や社内の活動を積極的に発信していきます。
これには2つ目的があります。
一つは記憶の定着、理解度の状況です。「生成AI No.1プロジェクト」の過程で、弊社社員はたくさんの新しいことを学ばなければなりません。その学んだことをインプットするだけでなく、アウトプットすることで、より深く理解することを目的とします。
もう一つは社会貢献です。我々が社内で得た知見をただ社内にとどめておくだけでなく、社外の方々にも共有することで、少しでも社会の役に立ちたいという思いから、積極的に情報発信していきます。